おいしさと健康へのこだわり
存在価値をアピールする独自性重視、
しかも健康的で安心、
安全でおいしいものがテーマ。
検討に検討を重ねてようやく具体化。
商品開発において、まず念頭に置く大切なテーマが”食卓からの発想“です。
とりわけ食生活の多様化が進む現代では、もっとも重要な課題としています。
初期段階は綿密なリサーチング活動。家庭の毎日の食卓で何が求められているかを調べていきます。
アイデア抽出段階では、部署を問わずにさまざまな意見を採り入れ、市場性や競合性を検討。
販売に携わるスタッフの意見も反映して案を絞り、選び抜かれたアイデアだけが具体的に開発商品として進みます。
市場に出されるのはさらに入念な検討が加えられてからの最終的な判断を下されたもの。大森屋では独自性のないものは商品化への道は断たれます。
まさに全社一丸となって生み出される自信作しか日の目を見ることができません。
食品メーカーとしてのこだわりを徹底。
商品化には、栄養バランスのとれた健康的な製品であることが条件。
大森屋では、栄養価の高い食材、体に優しい食材を常に探求し、『健康』というキーワードを第一に、商品開発活動を進めています。
また、食品は安心・安全が大前提です。科学的データにもとづく安全をあらゆる方向から考察します。
そして安心という面から、原料や産地にこだわり良質の素材を吟味。さらに、味については、その商品をご利用いただける方に喜んでいただける様に、奥様モニター制度などを通した試食会を実施し、常に『美味しさ』を追求し、消費者の声を採り入れた新商品の具体化へと進めています。
新商品発表は商機に合わせて行っており、現在では総合食品メーカーとして「海苔」にこだわることなく、時代のニーズに合った新しい食の提案に努めています。
おいしい、うれしい。海苔は栄養集合体
欧米諸国で日本食がブームになったのは、根底に彼らの健康志向に起因するのは否めません。
しかも彼らが「黒い紙」と敬遠していた海苔に対するイメージも、寿司などの普及で急速に好印象を持たれるようになりました。
実際、海苔の成分を栄養学的に見てみると、海苔は栄養バランスのとれた、優れた食品の一つと評価できます(下図参照)。
また海苔にはビタミンも豊富で、その含有量は海藻類の中でもトップ。
しかも野菜や果物よりも多く、特に海苔に含まれるビタミンCはレモンの量を超えています。
またタンパク質とほぼ同じ量の炭水化物は食物繊維が多く、不消化のために米やイモのデンプンのようにカロリー源にならず、そのうえ脂肪も少なく、特に肥満でカロリー制限を義務づけられている人には最適の低カロリー食品ということができます。
市場の動きを素早く敏感に感じとり、
その現象を分析して
商品開発にフィードバック。
海苔は、今も人気のおいしい健康食品。
消費者の多様化・個性化が叫ばれてひさしい昨今、食の欧米化は進み、日本人の朝食もパンが珍しい風景ではなくなっています。
そこからは、伝統的な和食の一端を担ってきた海苔の存在は影が薄くなりつつありますが、なんとコンビニエンスストアでの売上の上位を占めているのがおにぎりなのです。
他にもお弁当が断然人気が高いようです。
それはハンバーガーやスナック菓子のような食べ物を好みがちな若い世代にも、圧倒的な支持を得ているということです。
ごはんが好まれなくなったわけではないのです。
それは、ごはんとの相性がいい海苔も好まれていることを物語っています。
時代に合った独自の商品が続々と誕生。
大森屋では”隣村作戦”という新商品開発を行っています。
隣村作戦とは量販店等で海苔売場近くにある商品郡を開発・投入していく計画で、1994年から本格的に進められるようになりました。
ふりかけやお茶漬け類を指しているのですが、実は1980年に、現在も好評を得ている「しらすふりかけ」をすでに発売しており、確かな手応えは掴んでいました。
しかも、1994年に発売した「緑黄野菜ふりかけ」は人気度が高く、当社のふりかけ部門において、今もなお、売上ナンバーワンを確保しております。
他にも、スープなど、その独自の開発商品は幅を広げ、売り上げの柱としても期待が寄せられるまでに成長してきました。
これからも、商品変化するお客様のニーズにお応えできる商品開発を続けてまいります。
海苔のスペシャリストが厳選した
板海苔だから、
美味しさは折り紙付き
海苔には色・旨味・香り・つやなど“おいしさ”を構成する要素がありますが、これらの要素は産地と海苔生産者の腕によって左右されます。
生産者によって板海苔(21×19cm)に加工された海苔は、地元の漁協に運ばれて検査を受け、品質の格付けである「等級」が決定されます。
格付けは、色・味・香り・形・重量・品質などの項目を検査され、優・特・1~7等までの等級が付けられます。
等級付け後に集荷された海苔は、その後入札によって価格が決定されます。
大森屋では、原料の板海苔を仕入れる際には、海苔産地の過去からのさまざまな実績やデータ、専門スタッフによる等級鑑定などを総合して、弊社が設定する一定の品質以上のものだけを仕入れています。
こうして厳選された板海苔は、工場でさまざまな商品へと加工されますが、良い海苔はどんな商品に加工されても、味が違います。
口に含むと柔らかくすぐに溶け出し、磯の香りと同時に様々な旨味成分が口いっぱいに広がります。
大森屋の海苔製品は、そんな選りすぐられたこだわりの素材からつくりだされた逸品です。
新たな食文化を築く新たな商品群。
パリッとした幸せを、
おいしさで積み重ねます。
新商品の拡充で多様化に応える多彩なラインナップを展開
大森屋の主力である海苔製品では、業務用関連も好調な推移を見せておりラインナップをさらに充実。
ギフト関連品では、ふりかけやお茶漬けなどで人気の高まってきた商品を組み合わせてより多彩な商品陣容となり、選択の幅を広げています。
さらに従来からの高級海苔の詰め合わせや徳用タイプも拡充。贈る喜びを深めています。
一方、「緑黄野菜ふりかけ」「カリカリ梅」「お茶漬職人」「しじみわかめスープ」をはじめとする海苔製品以外の商品によって、ラインナップも拡大。
他にも、インターネットによる通販を行うなど、周辺事業強化をより積極的に推進。
新たな市場での実績を着々と築きながら、人々の食に関わる様々なシーンでお役に立てるように、高品質でバリエーション豊かな商品の展開に日々取り組んでいます。